童夢-零

「トヨタ2000GT」は彼の為につくられたと言われた悲運の天才ドライバー浮谷東次郎。その浮谷の駆るレーシングカー「ホンダS600」はその真っ黒なボディーからカラスと呼ばれました。そのカラスを制作した 林みのる氏が1975年に設立したプロジェクトファクトリーが「童夢」です。「童夢-零」は1978年にジュネーブのモーターショーにて発表。しかし、その後、生産型プロトタイプとして開発された「童夢-P2」は、量産体制が整っていたにもかかわらず、 日本国内の車輌認定を取ることができず、ついに童の夢の車は日本の公道を走ることはありませんでした。定規で引いたような楔形のボディ。ミッドシップに詰まれた2.8エンジンは145SP。リトラクタブルライトにガルウイング。全長3980全幅1770車高980mm。もし、この車が世に出ていれば…。いやいや、もう思うまい。トミカではカウンタックでさえ採用されなかった開閉するガルウイングギミックを再現してくれた。公道を一度も走ることはありませんでしたが、日本の自動車史にきざまれた幻の車の記憶は永遠に消えはしないのだ！

	童夢-零 No：46-2 発売：1979.01 縮尺：1/58
	童夢-零 特別仕様★★NO.20 発売：2004.08（東京トミカ博） 縮尺：1/58 リンク：特別仕様 トミカ ★★