ふそう トラッククレーン

トミカとしては1977年3月から2009年3月まで30年以上にも渡って発売された息の長いモデル。では、このトミカのモデルとなった実車は何？といろいろと調べました。結論から言うと解りませんでした。 トラッククレーンは車体(キャリア)とクレーンのメーカーが異なることもあります。どちらかと言うとクレーン部のメーカーが商品名(型番)になる場合が多いです。このトミカが1970年代の「三菱ふそう」のクレーンキャリアをモデルにしているのは間違いありません(1973年の「K501」かも知れませんが確証はありません)。また1973年に「加藤製作所」から「NK-300」、1978年に「NK-450B」というトラッククレーンが発売されていて、このキャリア(三菱ふそう製)もよく似ています。しかし、ローラインキャブモデルにはトミカのような3軸は無いようです(デフォルメされたか？)。また、このトミカの特徴であるラチスブーム式クレーン(ハシゴのような鉄骨様式)が加藤製作所の「35HB」似ているとのご連絡もありましたが、これもメーカーからの確証はありませんでした。ちなみに「35HB」は1971年以前に制作されたクレーンだそうです。 結果として、このトミカの実車モデルはズバり「コレだ！」というモデルは存在せず、70年代の「三菱ふそう」のキャリアを模したトラッククレーンの抽象的なモデルなのかもしれない…という結論です。

感謝。「てふれふくれーん てふてふ様」 「三菱ふそう�� S.様」「�渇ﾁ藤製作所 技術本部 I.様」

	ふそう トラッククレーン No：66-2 発売：1977.03 縮尺：-